家族や周りの人から"いびきがうるさい"といわれた経験はありませんか?いびきをかいていると眠りが浅くなり、日中の眠気となります。その結果、仕事の能率低下や居眠り事故など、社会生活にさまざまな支障をきたしてしまう方も少なくありません。
いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因は主に肥満、アルコール、加齢、鼻疾患、小顎などで、空気の通り道「気道」が圧迫され発症します。 当医院ではいびき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っております。治療には簡易で効果の高い歯科装具と呼ばれるマウスピース(スリープ・スプリント)を用いますので、手術の必要がありません。
正常な場合
いびき症
スリープ・スプリント治療法
気道が十分に開いており呼吸がスムースです。
肥満などが原因で大きくなった舌が気道をふさいでしまい、呼吸が妨げられます。
スリープ・スプリントを使用することで、舌を持ち上げ広げるので、呼吸をしやすくなり、いびきをかかなくなります。
スリープスプリントとは、寝るときに下のあごを前方に固定するように工夫されたマウスピースです。この方法は身体に負担をかけない新しい治療方法として、いびきと無呼吸症候群に用いられています。 睡眠中に装着することで、気道(空気の通り道)が広がり、空気がよく通るため、いびきや無呼吸、低呼吸の症状が改善します。効果は高く、有効率は約90パーセントです。 スリープスプリントは手軽に装着できるマウスピースなので、手術といった大掛かりな処理が必要ありません。 また、持ち運びもできるので、出張や旅行に携帯することができるのも大きな特徴です。
内科や耳鼻咽喉科で睡眠時無呼吸症候群と診断され、診断書(紹介状等)があれば保険適用が認められますが、病的な診断のない、通常のいびきの場合、保険適用外として扱われます。そのため、スリープスプリントによるいびき治療を希望している方は、いびき専門の診療科で正式な病名を診断してもらってから治療をすすめたほうが、保険適用治療を受けられる可能性もありますし、症状に最も適した治療となるためおススメです。